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Kona Linuxで自宅サーバ - sambaでファイルサーバ。

FMV-BIBLOに『Kona Linux 2.3 black』をインストールして、自宅サーバを作って楽しんでいます!

今回こそは、『samba』を使ったファイルサーバを構築して、家庭内のパソコンでファイルの共有をしてみたいと思います。

前回、『samba』をインストール失敗した理由は、やはり内蔵ハードディスクが壊れていたからだったようです。

 

1.『FMV-BIBLO NB20D/A』 が復活しました

前回の『samba』インストール時はエラーが出てしまい、挙句の果てに『half-installed』になって削除することすら出来なくなってしまいました。

仕方がないので『Kona Linux』を再インストールしようとしたところ、今度はOS自体をインストールすることが出来なくなってしまいました。

『Kona Linux』、『Linux Bean』、『WindowsXP』のインストール、果ては『リカバリーディスク』を使って、『FMV-BIBLO NB20D/A』を初期状態に戻そうとしたのですが、全て途中で止まってしまいます。

しかも、2台ある『FMV-BIBLO NB20D/A』が両方とも!

 

何となくエラーの内容が『ハードディスクに上手くアクセス出来ていない』的なもののように感じたので、以前廃棄したSOTECのノートパソコンから外しておいた内蔵ハードディスクに換装したところ、無事に動き出しました。

嬉しいことに、今までしていたファンの音の様なものもなくなりました!

このノートパソコン、こんなに静かだったんだ。

 

2.気を取り直して『samba』をインストール

では本題、インストールです。

  1. メニューから『設定』-『ソフトウェアセンター』を開く
  2. 検索窓に『samba』と入力し、1番上に表示される『UNIX 用 SMB/CIFS ファイル、プリンタ、認証サーバ』を選ぶ
  3. 『インストール』をクリックしてインストール

簡単にインストールできました。

 

3.共有するフォルダを作成

先日サーバーのデータ用に『/srv』ディレクトリにマウントしたUSBの外付けハードディスクに、共有するフォルダを作成します。

  1. メニューから『アクセサリ』-『システムターミナル・スーパーユーザモード』を起動
  2. ファイルマネージャをスーパーユーザモードで起動
    gksudo pcmanfm /srv
  3. ファイルマネージャで『/srv』フォルダが開いているので右クリックして『新規作成』-『フォルダ』
  4. 好きな名前で共有フォルダを作成(今回は『share01』としました)
  5. 新しく作成したフォルダを右クリックして、『プロパティ』を開く
  6. 『パーミッション』タブを開き『アクセス制御』が全て『読み書き』になっていることを確認

これでフォルダが出来上がりましたので、次は設定ファイルの作成です。

 

4.設定ファイル『smb.conf』を書く

次に『samba』の設定ファイルを作ります。

『Ubuntuサーバー』の時には、非常にシンプルなGUIツール『system-config-samba』というものがインストールできたのですが、残念ながら『Kona Linux』の『ソフトウェアセンター』からはインストール出来ませんでした。

その代わりになるGUIツールとして『GADMIN-SAMBA』というものがありましたが、設定する項目が難しすぎて断念しました。

と言うことで、テキストエディタで出来るだけ簡単に設定ファイルを作ります。

設定ファイルは『/etc/samba/』ディレクトリ内の『smb.conf』です。

今回は、家庭内サーバーで外部とも繋がっていないので、『誰でも』、『パスワードなし』で、共有フォルダを利用できるような設定をしたいと思います。

  1. メニューから『アクセサリ』-『システムターミナル・スーパーユーザモード』を起動
  2. テキストエディタをスーパーユーザモードで起動
    gksudo leafpad
  3. ファイルメニューから『開く』を選び、『ファイル・システム』-『etc』-『samba』と開いていき、設定ファイル『smb.conf』を開く
  4. 開いたファイルは、既にサンプル的な内容が記述されているので、ファイルメニューから『別名で保存』を選び、適当に『smb.conf.old』といった名前を付けて保存
  5. 安全のためテキストエディタを一旦終了
  6. 再度テキストエディタをスーパーユーザモードで起動し、『smb.conf』を開く
  7. 既に記述されている内容は(正直よくわからないので)全消し
  8. 新たに以下の内容を記述
    [global]
     workgroup = WORKGROUP
     dos charset = CP932
     map to guest = Bad User
    [share]
     path = /var/share01
     writable = yes
     guest ok = yes
  9. ファイルメニューから『保存』をして、エディタを終了

以上で設定は完了、パソコンを再起動します。

 

5.作業を終えて

家庭内サーバーの基本の『き』とも言える『ファイルサーバ』ですが、思った以上に時間がかかってしまいました。

と、言っても内蔵ハードディスクが壊れるというアクシデントによるものですが、内蔵ハードディスクも壊れるときは何台も一時期に壊れたりするものなんですね。

やっぱりデータは『共有フォルダ』に保存して、定期的にバックアップを取るのが正解です!

さて『samba』の設定ですが、詳しい人ならGUIツールの『GADMIN-SAMBA』が良いのだろうと思ったりするのですが、詳しい人は、そもそもGUIツールなんて使わないのかなぁと思ったりして。

そう考えると『Debian』にも『Ubuntu』のように『system-config-samba』が簡単にインストールできると、

初心者には有りがたいんだけどなぁ

 

と思いましたとさ。