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Kona Linuxで自宅サーバ - 続・Asunder CD RipperでCDの取り込み。

FMV-BIBLOに『Kona Linux 2.3 black』をインストールして、自宅サーバを作って楽しんでいます!

今回は、前回『Asunder CD Ripper』でCD情報を取り込めなかったCDの報告と、他の方法を試した結果を報告したいと思います。

 

1.CD情報が取り込めなかったもの

今回、5日間かけて『Asunder CD Ripper』で約130枚のCDを取り込んでみましたが、『CD情報を取り込めなかったもの』や『取り込んだ情報が正しくなかったもの』、『日本語名がローマ字』『複数枚セットのアルバムで統一感がなかったもの』など、素敵でないものがありました。

以下は、その一覧ですが、このままでは困ってしまいますので、次の順にCD情報が取り込めるか確認をしてみました。

  1. 『Asunder CD Ripper』のプロキシ設定で、日本語向けデータベースを設定して確認
  2. 『Asunder CD Ripper』とはデータベースが異なる『Banshee』で確認
  3. 参考に『Windows Media Player』だとどうなるか確認

なお順位の早い確認方法で問題が無くなった場合は、次以降の確認方法は行っていません(その場合『-』表記)。

例えば『項番1.』で問題がなくなった場合は、『項番2.』『項番3.』は行っていません。

では。

アーティスト名 アルバム名 初期設定 プロキシ設定 Banshee WMP
BARBEE BOYS 蜂 Complete Single Collection 統一感なし 変わらず ×
BEETHOVEN THE BEST OF BEETHOVEN × 統一感なし ×
CubicU Precious 名義相違 変わらず
EXILE BARAD BEST × × ×
GALNERYUS One For All – All For One ×
jessica mauboy BEEN WAITING ×
m-flo EXPO EXPO 英語表記 変わらず
Mariah Carey #1’s × × ×
mihimaruGT mihimagic ×
Paul mauriat Paul mauriat 2 ×
Perfume GAME ×
THE BEATLES 1 × × × ×
UVER world BUGRIGHT × × ×
UVER world PROGLUTION ×
Various Bon Voyage Life × × × ×
Various Dream Girls サウンドトラック 統一感なし 変わらず ×
Various Perfect Diva ! × ×  × ×
Various ザ フォーク ベストセレクション 青 ×
VELLA mama 女子の歌 × × × ×
Whitney Houston The Greatest Hits Japan 統一感なし 変わらず ×
コブクロ ALL SINGLES BEST ×
スガ シカオ Sugarless 名義相違 英語表記 英語表記
中村あゆみ HEART of DIAMONDS 英語表記 変わらず ×
ピカソ 各アルバム 統一感なし 変わらず ×
ポルノグラフィティ foo? 名義相違 変わらず
ポルノグラフィティ BEST BLUE’S/RED’S 統一感なし 変わらず ×
松尾清憲 SIDE EFFECTS 英語表記 変わらず ×
松尾清憲 Help!Help!Help! × × ×
松尾清憲 ノーサンキュー ×
渡辺美里 ラヴィン・ユー 統一感なし 変わらず ディスク混合

 

2.『Asunder CD Ripper』のプロキシ設定方法

『Asunder CD Ripper』のプロキシ設定で、日本語向けデータベースを設定して確認と簡単に書きましたが、『Asunder CD Ripper』で使用しているデータベースには、日本語向けデータベースがあるようなので、それを使えるようにするということのようです。

設定は、非常に簡単でしたので紹介します。

  1. 『Asunder CD Ripper』を起動して『設定』を開く
  2. 『詳細』タブを開き『インターネット接続にHTTPプロクシを使う』にチェック
  3. 『サーバ』に『freedbtest.dyndns.org』と入力、『ポート』に『80』と入力し『OK』プロキシ設定

これで、少しヒットする確率が上がったと思います。

 

3.作業を終えて

圧倒的じゃないか・・・

 

『Windows Media Player』でのCD情報のヒットする確率は、圧倒的でした。

『Windows Media Player』では『allmusic』という『CDDB(コンパクトディスクデータベース)』が使用されているらしいのですが、きっと有料の『CDDB』なのでしょう、しっかり綺麗にCD情報が取得できています。

今回メインでリッピングに使用している『Asunder CD Ripper』は、『CDDB』に『freedb』を使用していますが、次に使用した『Banshee』は、『MusicBrainz』を使用しているらしいです。

ちなみに『Banshee』は、『LinuxMint』に入っていたので、そちらを使用しました。

この『CDDB』に登録されている情報がリッピングした音楽ファイルの情報として使用されるようなのですが、今回使用した感想としては、『freedb』の方がヒットする確率は高いが、ヒットさえすれば『MusicBrainz』の方が情報が綺麗に登録されているような気がしました。

ちょっと気になったのは、『MusicBrainz』を使って情報を取り込んだ『渡辺美里』の2枚組アルバム『ラヴィン・ユー』のアルバム名が、2枚とも『Lovin’ you』だったので、各曲が1枚目の『HERE』に入っている曲なのか、2枚目の『THERE』に入っている曲なのか分からないのでは?ということ。

『Banshee』からは見えないどこかに記録されているのかなぁ。。。

 

結論としては、『Asunder CD Ripper』で『プロキシ設定』して使うのが良いのかなぁ?

 

『Windows Media Player』で、『FLAC』形式のリッピングが出来れば良いのに!

Kona Linuxで自宅サーバ - Asunder CD RipperでCDの取り込み。

FMV-BIBLOに『Kona Linux 2.3 black』をインストールして、自宅サーバを作って楽しんでいます!

今回は、前回構築した『DLNAサーバ』で家庭内LAN上の機器へ音楽ファイルを配信するために、手持ちのCDをハードディスクへ取り込んでみたいと思います。

 

1.そもそも音楽CDを取り込むのは違法?

少し前に著作権法が改正されて、個人的な利用でもコピーはダメ的なイメージがあったので、今回の作業前に調べてみました。

結論から言うと合法みたいです。

 

違法なのは、(個人的な利用の目的であっても)コピー防止機能を解除してパソコンに取り込んだりすることとのこと。

 

平成24年10月から変わった著作権法で扱いは、政府広報によれば

『なお、一般に音楽CDはコピー防止機能が施されていませんので、個人的な利用の目的であれば、音楽CDを自分のパソコンや携帯音楽プレーヤーなどに複製することは、違法ではありません。』

だそうです。

詳しくは、『政府広報オンライン 平成24年10月から著作権法が変わりました』をご覧ください。

 

あ、それから、日本レコード協会によれば、

『レンタル店から借りたCDを自分で聞くためにコピーすることは、「私的使用のための複製」に該当するのでコピーできます。違法ではありません。』

だそうです。レンタルCDを取り込むのって、正式に合法だったんですね!

ま、長いことレンタルしてないけど。

 

詳しくは、『一般社団法人 日本レコード協会 音楽CDの利用について Q&A集[コピー編]』をご覧ください。

ということで、安心して音楽CDを自宅サーバに取り込もうと思います。

 

2.『Asunder CD Ripper』をインストール

さてさて、自宅サーバとして使用している『Kona Linux 2.3 black』を使って音楽CDを取り込もうとしたのですが、CDを取り込む機能の付いたアプリケーションはインストールされていないようです。

既に再生ソフトはインストールされているので、再生機能のない単純なCDリッピングソフトの『Asunder CD Ripper』をインストールしようと思います。

このソフト、インターネットから取得するCD情報(CDのタイトルとかアーティスト名とか)の取得率が良いらしい(?)ですね。

設定も簡単そうだし、取り敢えずこれにしておきます。

 

では、インストールです。

 

  1. メニューから『設定』-『ソフトウェアセンター』を開く
  2. 検索窓から『asunder』と入力し、『詳細情報』ボタンを押すAsunderインストール
  3. 『詳細情報』画面で『Add-ons』にチェックし、インストール詳細画面

 

無事にインストールが済むとメニューの『サウンドとビデオ』に登録されます。

 

3.『Asunder CD Ripper』を設定

続いて取り込み先と取り込み形式の設定をします。

 

  1. メニューから『サウンドとビデオ』-『Asunder CD Ripper』を開くAsunder起動
  2. 『設定』ボタンを押し『全般』タブを開き、『保存先フォルダ』に前回『Rygel』で指定したフォルダを指定保存先指定
  3. 『エンコード』タブを開き、好みの保存形式を選ぶ(例は『FLAC』)保存形式指定

 

これで、設定は終了です。

 

4.作業を終えて

取り敢えず『DLNAサーバー』で音楽ファイルを共有することができました。

今回は手持ちの音楽CDのバックアップも兼ねて、取り込み時の『エンコード』を『可逆圧縮』の『FLAC』形式にしました。

圧縮後の容量も大きいし、『MP3』形式などと比べて対応聞きは少ないかも知れませんが、家庭内LAN上での共有なので、それぞれの機器で聞くことができれば、それで良いと思います。

『Windowsパソコン』からは、『Windows Media Player』で聞くことができました。

『Linuxパソコン(Mint17)』からは、『Banshee(設定から拡張機能の『UPnPクライアント』をチェック)』で聞くことができました。

『Androidタブレット』からは、適当な『DLNAクライアント』アプリで大丈夫でした。

残念なのはテレビ、『PanasonicのVIERA』からは聞くことが出来なかったこと。

ただ他の形式で試しても聞くことができなかったので、単にDLNAによる音楽再生に対応していないのかも。。。

しかし、CDの取り込みって時間かかるし大変!

 

因みに、インターネットからのCD情報の取得、良好です。

結構マニアックなCDを持っていることを自負しているのですが、

おニャン子クラブの『PANIC THE WORLD』とか、うしろゆびさされ組の『ふ・わ・ふ・ら』あたりも取得するし、小比類巻かほるの『No Problem』、あがた森魚の『永遠の遠国の歌』なんかも大丈夫。

The SUZUKIムーンライダーズ鈴木慶一鈴木博文兄弟のユニット)の『meets GREAT SKIFFLE AUTREY』まで大丈夫でした。

何故だかjessica mauboyの『BEEN WAITING』はダメでしたが。。。

 

 

 

Kona Linuxで自宅サーバ - RygelでメディアファイルをDLNA共有。

FMV-BIBLOに『Kona Linux 2.3 black』をインストールして、自宅サーバを作って楽しんでいます!

今回は、『DLNAサーバ』を構築し、家庭内LANに接続した複数の機器で写真や音楽、動画などのファイルを共有してみたいと思います。

 

1.『Rygel』をインストール

Linuxでよく使われている『DLNAサーバ』には、『Media Tomb』や『Ready Media (MiniDLNA)』があるようですが、GUIで簡単に設定できるものとして『Rygel』というものがありました。

機能的には、家庭内LANに接続した他のLinuxパソコンやWindowsパソコン、DLNAに対応したテレビ、Androidタブレットなどからアクセスして、CDから取り込んだ音楽を聴いたり、撮りためた写真や動画を見たりできれば文句なしです。

どの『DLNAサーバ』もこれらの機能を(たぶん)満たしているような感じなので、一番簡単そうなものにしました。

 

では、インストールです。

 

  1. メニューから『設定』-『ソフトウェアセンター』を開く
  2. 検索窓から『rygel』を検索し、本体をインストールrygelインストール
  3. 検索窓に『rygel-』と入力し、表示された中から『rygel-preferences』をインストールGUIツール

 

非常に簡単にインストールできました。

 

2.『Rygel』の設定

最初『rygel』だけをインストールしましたが、ネットで紹介されているようなGUIを起動することができず、途方に暮れていました。

どうやらGUIの機能は別で用意されているらしい、ということが分かり、『rygel-preferences』をインストールしたところ、『設定』メニューから『Rygel設定』というものが選べるようになりました。

ということで設定です。

  1. メニューから『設定』-『Rygel設定』を開く
  2. 『DLNAでメディアを共有』にチェックし、『+』を押して共有ファイルを格納するフォルダを指定rygelを設定
  3. 今回は『/srv』にマウントした外付けUSBハードディスクに『music』『pictures』『videos』フォルダを作って共有
  4. 閉じるを押してパソコンを再起動

 

以上で、無事に設定も終わり、他のパソコンやテレビからファイルを見ることができるようになりました。

 

3.作業を終えて

事前に調べたとおり、非常に簡単にインストールと設定が終わりました。

今回は『DLNAサーバ』機能を構築することが目的だったので、以上の内容ですが、この『Rygel』には『DLNAレンダラ』のプラグインもあり、こちらを入れるとスマホからサーバの画面に動画を表示させる操作をすることができるらしいです。

なんだか分からないけど、凄いですね。

 

それから、テレビでの再生では、テレビが対応している動画の形式が少ないため、デジカメで撮った動画が再生できなかったりしています。

トランスコーディングという機能を使えば良いらしいのですが、実力不足でわかりません!

何となく『GStreamer』なるものがキモのような気はしているのですが…

 

そうこう調べているうちに『Universal Media Server』という『DLNAサーバ』を見つけてしまいました。

こっちの方が良いかも。。。

 

もしかしたら、いつの間にか乗り換えているかも知れません!

Kona Linuxで自宅サーバ - sambaでファイルサーバ。

FMV-BIBLOに『Kona Linux 2.3 black』をインストールして、自宅サーバを作って楽しんでいます!

今回こそは、『samba』を使ったファイルサーバを構築して、家庭内のパソコンでファイルの共有をしてみたいと思います。

前回、『samba』をインストール失敗した理由は、やはり内蔵ハードディスクが壊れていたからだったようです。

 

1.『FMV-BIBLO NB20D/A』 が復活しました

前回の『samba』インストール時はエラーが出てしまい、挙句の果てに『half-installed』になって削除することすら出来なくなってしまいました。

仕方がないので『Kona Linux』を再インストールしようとしたところ、今度はOS自体をインストールすることが出来なくなってしまいました。

『Kona Linux』、『Linux Bean』、『WindowsXP』のインストール、果ては『リカバリーディスク』を使って、『FMV-BIBLO NB20D/A』を初期状態に戻そうとしたのですが、全て途中で止まってしまいます。

しかも、2台ある『FMV-BIBLO NB20D/A』が両方とも!

 

何となくエラーの内容が『ハードディスクに上手くアクセス出来ていない』的なもののように感じたので、以前廃棄したSOTECのノートパソコンから外しておいた内蔵ハードディスクに換装したところ、無事に動き出しました。

嬉しいことに、今までしていたファンの音の様なものもなくなりました!

このノートパソコン、こんなに静かだったんだ。

 

2.気を取り直して『samba』をインストール

では本題、インストールです。

  1. メニューから『設定』-『ソフトウェアセンター』を開く
  2. 検索窓に『samba』と入力し、1番上に表示される『UNIX 用 SMB/CIFS ファイル、プリンタ、認証サーバ』を選ぶ
  3. 『インストール』をクリックしてインストール

簡単にインストールできました。

 

3.共有するフォルダを作成

先日サーバーのデータ用に『/srv』ディレクトリにマウントしたUSBの外付けハードディスクに、共有するフォルダを作成します。

  1. メニューから『アクセサリ』-『システムターミナル・スーパーユーザモード』を起動
  2. ファイルマネージャをスーパーユーザモードで起動
    gksudo pcmanfm /srv
  3. ファイルマネージャで『/srv』フォルダが開いているので右クリックして『新規作成』-『フォルダ』
  4. 好きな名前で共有フォルダを作成(今回は『share01』としました)
  5. 新しく作成したフォルダを右クリックして、『プロパティ』を開く
  6. 『パーミッション』タブを開き『アクセス制御』が全て『読み書き』になっていることを確認

これでフォルダが出来上がりましたので、次は設定ファイルの作成です。

 

4.設定ファイル『smb.conf』を書く

次に『samba』の設定ファイルを作ります。

『Ubuntuサーバー』の時には、非常にシンプルなGUIツール『system-config-samba』というものがインストールできたのですが、残念ながら『Kona Linux』の『ソフトウェアセンター』からはインストール出来ませんでした。

その代わりになるGUIツールとして『GADMIN-SAMBA』というものがありましたが、設定する項目が難しすぎて断念しました。

と言うことで、テキストエディタで出来るだけ簡単に設定ファイルを作ります。

設定ファイルは『/etc/samba/』ディレクトリ内の『smb.conf』です。

今回は、家庭内サーバーで外部とも繋がっていないので、『誰でも』、『パスワードなし』で、共有フォルダを利用できるような設定をしたいと思います。

  1. メニューから『アクセサリ』-『システムターミナル・スーパーユーザモード』を起動
  2. テキストエディタをスーパーユーザモードで起動
    gksudo leafpad
  3. ファイルメニューから『開く』を選び、『ファイル・システム』-『etc』-『samba』と開いていき、設定ファイル『smb.conf』を開く
  4. 開いたファイルは、既にサンプル的な内容が記述されているので、ファイルメニューから『別名で保存』を選び、適当に『smb.conf.old』といった名前を付けて保存
  5. 安全のためテキストエディタを一旦終了
  6. 再度テキストエディタをスーパーユーザモードで起動し、『smb.conf』を開く
  7. 既に記述されている内容は(正直よくわからないので)全消し
  8. 新たに以下の内容を記述
    [global]
     workgroup = WORKGROUP
     dos charset = CP932
     map to guest = Bad User
    [share]
     path = /var/share01
     writable = yes
     guest ok = yes
  9. ファイルメニューから『保存』をして、エディタを終了

以上で設定は完了、パソコンを再起動します。

 

5.作業を終えて

家庭内サーバーの基本の『き』とも言える『ファイルサーバ』ですが、思った以上に時間がかかってしまいました。

と、言っても内蔵ハードディスクが壊れるというアクシデントによるものですが、内蔵ハードディスクも壊れるときは何台も一時期に壊れたりするものなんですね。

やっぱりデータは『共有フォルダ』に保存して、定期的にバックアップを取るのが正解です!

さて『samba』の設定ですが、詳しい人ならGUIツールの『GADMIN-SAMBA』が良いのだろうと思ったりするのですが、詳しい人は、そもそもGUIツールなんて使わないのかなぁと思ったりして。

そう考えると『Debian』にも『Ubuntu』のように『system-config-samba』が簡単にインストールできると、

初心者には有りがたいんだけどなぁ

 

と思いましたとさ。

 

Kona Linuxで自宅サーバ - 再インストール。

FMV-BIBLOに『Kona Linux 2.3 black』をインストールして、自宅サーバを作って楽しんでいます!

FMV-BIBLOが猛暑にやられ、再インストールが必要になったので、これを機に、今まで行った設定の流れをまとめてみました。

自分で行った作業をブログに残していますが、再インストールが必要になった際に意外と便利で、

記録はつけておくものだなぁ

 

と、しみじみ感じました。

 

1.今までの作業と記録ページ

  1. Fujitsu FMV-BIBLO NB20D/AへKona Linux blackをインストール → 記事へ
  2. IPアドレス の固定化 → 記事へ
  3. セキュリティ更新の自動化 → 記事へ
  4. ウィルス対策ソフト導入 → 記事へ
  5. バッテリをUPS代わりに → 記事へ
  6. USBハードディスクを自動マウント → 記事へ

 

2.今後の展開について

今後は先日失敗した『samba』をインストールしてファイル共有を実現して、あとは『音楽配信サーバ』や『DLNAサーバ』なども設定してみたいと思っています。

また、ボードゲームが好きなので、『カタン』のクローン(?)のゲームサーバも設定出来たら面白いかなぁと思っています。

まぁ実力的に出来ないかも知れませんが。

Kona Linuxで自宅サーバ - sambaのインストール失敗。

FMV-BIBLOに『Kona Linux 2.3 black』をインストールして、自宅サーバを作って楽しんでいます!

今回は、『samba』を使ったファイルサーバを構築して、家庭内のパソコンでファイルの共有をしてみたいと思います。

1.まずは『samba』をインストール

今回も『Ubuntuサーバー』でファイル共有の設定をしたときと同様、『samba』を使ってファイルサーバを構築します。

インストールは簡単。

  1. メニューから『ソフトウェアセンター』を開き、検索窓に『samba』と入力する
  2. 『UNIX用 SMB/CIFS ファイル、プリンタ、認証サーバ(samba)』を選んでインストールする
  3. 何だかエラーが出たけど、『ソフトウェアセンター』の『History』を見るとインストールされているようです

と、ここまで進んだところで問題が発生!

 

『samba』が正常にインストールされていません!

 

2.『samba』のステータスは『half-installed』

インストールが正常終了していないので、『ソフトウェアセンター』から『削除』を試みましたが、『削除』も異常終了してしまいました。

まずはネットで調べたインストールが中断しているパッケージの調べる方法

sudo dpkg –audit

やインストールのステータスを調べる方法

sudo dpkg -s samba

を実施してみると、結果は『half-installed』でした。

『インストールされているが、何らかの理由で完了していない』だそうです。

 

3.一旦強制削除して再インストールを試みる

ネットには『強制的に削除(アンインストール)』する方法が記されていました。

sudo dpkg –remove samba

sudo dpkg -P –force-remove-reinstreq samba

ですが、どちらも異常終了してしまいました。

 

本来なら、削除して再インストールするようなのですが。

 

残念ながら『Kona Linux 2.3 black』を再インストールする日は近い

かも知れません(涙)

Kona Linuxで自宅サーバ - USBハードディスクを自動マウント。

FMV-BIBLOに『Kona Linux 2.3 black』をインストールして、自宅サーバを作って楽しんでいます!

今回は、サーバ用のデータを保存するためにUSBハードディスクを自動でマウントするようにしてみたいと思います。

1.基本はUbuntuサーバーのときと同じ

2015年5月25日に投稿した記事と基本的に同じですので、詳しくは御一読いただければと思いますが、少し操作の違う部分もありましたので、その辺を中心に書きたいと思います。

 

2.識別子『UUID』を調べる

Ubuntuサーバーのときと同様に、誤って違う媒体をマウントしてしまうことがないように、固有の識別子『UUID』を使って設定します。

USBハードディスクの『UUID』の調べ方です。

  1. Kona linux が起動したパソコンにUSBハードディスクを挿します。
  2. 『メニュー』の『設定』から『GParted』を起動します。
  3. 『GParted』が起動すると、ウィンドウの右上に現在選ばれているハードディスクが、『/dev/sda (37.26GiB)』などと表示されている。
  4. その部分をクリックし、USBハードディスクに変更する。今回は『/dev/sdb (931.51GiB)』でした。
  5. その真下の太いバーの部分をクリックする。
  6. 『パーティション』メニューから『情報』を開くと『UUID』が記されています。

 

3.『/etc/fstab』の編集

前回同様『/etc/fstab』を編集します。

今回は、デバイスは先ほど調べた『UUID』で指定し、マウントポイントは『/srv』、USBハードディスクは『NTFS』でフォーマットされているという前提で編集します。

  1. 『メニュー』の『アクセサリ』から『システムターミナル・スーパーユーザモード』を起動します。
  2. 『gksudo leafpad』と入力して実行し、テキストエディタの『Leafpad』をスーパーユーザモードで起動します。
  3. 『ファイル』メニューから『開く』を選び『ファイル・システム』-『etc』と辿って『fstab』を開きます。
  4. 最後に次の行を追加します。
    UUID=先ほど調べた『UUID』 /srv ntfs defaults 0 0
  5. 保存して終了します。

4.作業を終えて

この『自動マウント』の設定は、どうしてもGUIツールでサクッと終わらせる方法が見つからず、今回もテキストエディタで『fstab』を編集する方法になってしまいました。

それほど難しくないとはいえ、あまり直接編集はしたくないんですが。

なにやらUbuntuだと『PySDM』なるものがあるらしいのですが、Debianベースだからなのか、『ソフトウェアセンター』で見つけることができませんでした。

 

一方、Ubuntuと違い、GUIツールをスーパーユーザモードで起動するための『gksudo』がインストールされていたので、『システムターミナル』からコマンドで『Leafpad』や『ファイルマネージャ』を起動することができました。

出来ればメニュー(またはランチャー)から『Leafpad』や『ファイルマネージャ』をスーパーユーザモードで起動できるようにしておきたいなぁと考えています。

が、

 

そもそも『Kona Linux』では、『root』のパスワードを設定しているので、『ログアウト』して『root』で『ログイン』し直せば良いのかもしれません。

Kona Linuxで自宅サーバ - バッテリをUPS代わりにする。

FMV-BIBLOに『Kona Linux 2.3 black』をインストールして、自宅サーバを作って楽しんでいます!

今回は、ノートパソコンのバッテリを利用して『UPS(無停電電源装置)』の代わりをさせるため、電源管理の設定をしてみたいと思います。

 

1.平常時の電源管理

ノートパソコンを常時運用しているサーバとして使用するため、平常時は蓋を閉めた状態でパソコンを作動させておきたいと思います。

以前、このノートパソコンに『Ubuntuサーバー』をインストールして同様のことをしようと思いました。

が、『電源管理』で『ラップトップの蓋が閉じられたとき』の設定を、『画面をロック』や『何もしない』にしても、蓋を閉じるとノートパソコンがフリーズしてしまうという問題があり、蓋開けっ放し状態で止む無しとしました。

今回は、『電源管理』で既定値の『画面をロック』のままでもフリーズしませんでしたので、そのままにすることにします。

『画面をロック』もしないんですけどね!

 

まぁ良しとしましょう。

※2015.7.11追記:KY様からコメントをいただいたとおり、スクリーンセーバーを起動したら、『画面をロック』の機能が働きました!

 

2.停電時の電源管理

次に本題、AC電源からの給電がストップしてバッテリー駆動となり、バッテリーの残量が少なくなった場合に自動でシャットダウンするように設定します。

  1. 画面右下の乾電池のようなアイコンを右クリックして、表示されたメニューから『設定』を選びます。
  2. 『Xfce 電源管理』が開きますので『バッテリ電源』を選びます。
  3. 『バッテリの充電量が危機的状態になったとき』を『シャットダウン』にします。UPS設定01
  4. 『拡張』を選び、『コンピュータが低電力状態にあるとみなす充電率』を『20%』にします。UPS設定02

 

3.作業を終えて

コンセントを抜いてテストしてみましたが、無事にシャットダウンしました!

『サーバ』でハードディスクにアクセス中に停電とかしたら洒落にならないですからね、これで安心。

『Ubuntuサーバー』の時と比べて、なんと簡単なことか。

『Kona Linux 2.3 black』で充分軽量だし、サーバー用途でも問題ない感じがします。

少しサーバー向けにアプリケーションやGUI設定ツールを入れ替えて、『Kona Linux Server』とかできないかなぁ。

名前は『Kona Coffee Server』でも良いです!

 

あ、『Linux』どっかいっちゃった。。。

 

 

Kona Linuxで自宅サーバ - ウィルス対策ソフト導入。

FMV-BIBLOに『Kona Linux 2.3 black』をインストールして、自宅サーバを作って楽しんでいます!

今回は、必要度は低いと言われているようですが、『ウィルス対策ソフト』を導入してみたいと思います。

 

1.定番の『ClamTk』をインストール

『Linux』は『Windows』ほどコンピュータウィルスが出回っていないらしく、いくつかの参考図書では、『ウィルス対策ソフト』は不要といったことが書いてありましたが、導入する場合は『ClamTk』(正確には『ClamAV』とそのフロントエンドの『ClamTk』)が定番の様ですので、インストールしてみたいと思います。

『ClamTk』は、『Linux』を対象としたコンピュータウィルスだけではなく、『Windows』を対象としたものも発見することができるらしく、今後『ファイルサーバ』を構築する予定もあるので、

ちょうど良いかなぁと思います。

 

では、インストールです。

  1. 『メニュー』-『設定』から『ソフトウェアセンター』を開く。ソフトウェアセンター
  2. 検索窓に『Clam』と入力すると、絞り込まれて『ClamTk』が表示されるので、選択して『インストール』ボタンを押す。

これだけで、インストールは完了です。

簡単!

 

2.『ClamTk』を設定する

インストールが終わったら、定期的にウィルスチェックを行いたいので、スキャン内容やスケジュールなどの設定をします。

  1. 『メニュー』-『アクセサリ』から『ClamTk』を開く。clamtk
  2. 設定ボタンを押し、『スキャン設定』タブで必要な設定をする。clamtk設定画面
    dotで始まるファイルをスキャン ファイル名が『.』で始まる隠しファイルもスキャン
    フォルダーにあるすべてのファイルとフォルダーをスキャン ツリー構造の子孫フォルダ内もスキャン
    sambaフォルダーをスキャン sambaサーバを構築予定なのでチェックをしてみた
  3. 『拡張』から『スケジュール』を開きスケジュールの設定をする。clamtkスケジュール設定
    スキャン対象 コンピュータ全体で良い気がするけど『推奨』の方にしてみた
    スキャンする時間 『4時0分』にして『+』ボタンをクリック
    シグネチャをアップデートする時間 スキャンの前、『3時30分』にして『+』ボタンをクリック

これもまた、簡単に終わりました。

 

3.作業を終えて

日本語化されたGUIのフロントエンドがあるって、なんて素晴らしいんでしょう!

テキストエディタを開いて、正しいのか心配しながら設定ファイルを書き換えるって、やっぱり初心者にはストレスですよね。

慣れてくれば設定ファイルを書き換えることも難しくなくなり、細かい設定などもできて良いこともあるのかも知れませんが、今のところは敷居が高いです。

GUIで設定できるって凄い!

 

Kona Linuxで自宅サーバ - 消費電力を計測してみた。

FMV-BIBLOに『Kona Linux 2.3 black』をインストールして、自宅サーバを作って楽しんでいます!

今回は、ひょんなことからワットモニターを購入したので、サーバ運用にかかる電気代を調べてみました。

 

1.サンワサプライ『TAP-TST14W』を購入

久しぶりに『ヨドバシカメラ』まで車を飛ばしていったのですが、買おうと思っていた品が売り切れていました。

このままでは、無駄に駐車料金だけを払って帰ることになってしまうと思っていたところ、『ワットモニター』が安かったので買って事なきを得ました。

しっかりした『ワットモニター』を購入しようとすると結構な出費となってしまうのですが、今回購入したサンワサプライの『TAP-TST14W』は、三口のコンセントタップにワットモニター機能を付けたというもので、便利な表示項目切り替えスイッチなど一切なく、『消費電力』-『積算電力量』-『積算料金』-『電気料金(円/時間)』が4秒毎に自動で切り替わるものです。

ちょっと消費電力を調べるくらいなら、これで充分だと思います。

ワットモニター

2.計測結果と電気代

早速『Kona Linux 2.3 black』をインストールしたFMV-BIBLOに『ワットモニター』を取り付け、計測してみました。

起動後しばらくして、ノートパソコンのモニターがブラックアウトしてから確認したところ、16Wから17W台で推移しているようです。

仮に平均で17Wだとすると、我が家は『電化上手』の契約なので、1日の電気代は現在のところ次のとおりです。

夜間 午後11時から翌朝7時まで 8時間 12.16円/kWh 12.16×8×17÷1000= 1.65円
午前7時から午前10時まで 3時間 25.92円/kWh 25.92×3×17÷1000= 0.08円
午後5時から午後11時まで 6時間 25.92円/kWh 25.92×6×17÷1000= 2.64円
昼(夏季以外) 午前10時から午後5時まで 7時間 31.64円/kWh 31.64×7×17÷1000= 3.77円
昼(夏季) 午前10時から午後5時まで 7時間 38.63円/kWh 38.63×7×17÷1000= 4.60円

これらを合計すると、夏季以外は1日約8.14円、夏季は1日約8.97円くらいです。

計算が間違っていなければ、1ヶ月で300円もしないので、ノートパソコンを付けっぱなしにしても問題ないかなぁと思います。

それにしても、『電化上手』の昼間時間帯って高過ぎぢゃないですか?