FMV-BIBLOに『Ubuntu Server 14.04 LTS』をインストールして、自宅サーバで楽しんでいます!

今回は、ホームディレクトリ内の『デスクトップ』『ドキュメント』『ダウンロード』といった『良く知られたフォルダ』を日本語表記から英語表記にしたいと思います。

 

1.ホームディレクトリ内のフォルダ

『Ubuntu』を日本語でインストールしたため、ホームディレクトリ内にある『デスクトップ』『ドキュメント』『ダウンロード』『ミュージック』『ピクチャ』『公開』『テンプレート』『ビデオ』の8フォルダの名前が日本語表記になっています。

日本語表記のディレクトリ

このままでも問題ないのかもしれませんが、自宅サーバとして他のパソコンからアクセスすることを考えると、『文字化け』などどんな問題がでてくるか分かりません!

また、コマンドによる操作に慣れてきたときに、いちいち日本語入力モードに切り替えて入力するのは面倒です。

そもそも、『デスクトップ』とか『ドキュメント』とか、

いくら何でも、日本語表記にしなくても分かりますって!

 

と言うことで、英語表記に変更しておきます。

 

2.『xdg-user-dirs-gtk』のインストール

フォルダ名を一括で変換してくれるツールがあります。

『tool to manage well known user directories (Gtk extension)』と言う名前らしいのですが、つまり『良く知られたユーザディレクトリの管理ツール』でしょうか?

このツールで一発なのですが、Ubuntuサーバでは、このツールもインストールされていないので、前回インストールした『Synapticパッケージマネージャ』を使用してインストールします。

  1. 『アプリケーションメニュー』の『設定』から、『Synapticパッケージマネージャ』を起動
  2. 『クイック検索』欄に『xdg-user』と入
  3. 『パッケージ』のところに『xdg-user-dirs-gtk』が表示されますので、左側のチェックボックスの上で右クリックして『インストール指定』を選択
  4. 『適用』ボタンを押下

xdg-user-dirs-gtkインストール

確認のウィンドウが開きますので、『Apply』ボタンを押してインストールします。

xdg-user-dirs-gtkインストール確認

 

3.『良く知られたフォルダ』を英語表記に変更

それでは、日本語表記から英語表記に変更します。

  1. 画面下部のパネルから『ターミナルエミュレータ』を起動
  2. 『LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update』と入力し実行
  3. 『Update standard folders to current language?』というウィンドウが開きますので、『Update Names』ボタンを押下

フォルダ名を英語表記に

無事にツールが終了しました。

ホームディレクトリを開くとフォルダが日本語表記になっています。

が、『デスクトップ』と『Desktop』が混在し、しかも『デスクトップ』側がパソコンのデスクトップ画面とリンクしています。

英語表記のディレクトリ(再起動前)

パソコンを再起動してみます。

英語表記のディレクトリ(再起動後)

パソコンのデスクトップ画面とリンクしているフォルダが『Desktop』の方になりましたので、『デスクトップ』フォルダを削除して作業完了です。

英語表記のディレクトリ(最終)

 

 

4.作業を終えて

非常に簡単に作業が終わりました。

と言いたいところなのですが、実際は、一度『Desktop』フォルダと『デスクトップ』フォルダの混在への対処が分からず失敗し、『Ubuntuサーバ』が起動しなくなってしまいました。

泣きながら、『Ubuntuサーバ』を再インストールしました。。。嗚呼

 

実施される方は、ご注意を!